スタッフブログ
ペットの健康管理できていますか
まだまだ暑い日が続いていますが、夏の疲れがでていませんか。この時期、熱中症予防や食事、睡眠についての情報をよく耳にしますが、犬や猫などのペットは人間以上に暑さを感じているはずです。
今回は、事業開発部の古野がペットの健康管理についてお話させていただきます。
我が家には11歳4か月の柴犬がいます。名前はまろです。豆柴同志から生まれていますが、まろはすくすく育ち親の倍ほどの大きさになりました。ジャンボ豆柴です。体重は10kgです。体高が柴犬同等にありますので、豆柴とは言えません。
そのまろの異変に気付いたのは、11歳になる前の今年の4月でした。まろは散歩が大好きで朝3km夕1.5kmを毎日走っていました。ところがある日散歩の途中で急に歩かなくなったのです。その時私は、気分的なことだろうと思い込み無理やり歩かせて家まで帰りました。そのことを今でも後悔しています。あの時に異変に気付いていれば、早めに治療することが出来たかもしれないのです。
その後、いろいろな症状が出始めました。まず、散歩の時に走るスピードが落ち、距離も短くなりました。家の中の階段を上ることは出来ても降りることが出来なくなりました。寝ている時間が長くなりました。時々腰が抜けたようになり足をぶるぶる震わせ動けなくなることが時々起こりました。かかりつけの動物病院で検査しましたが、血液検査、レントゲン、エコー検査の結果はどれも正常で悪いところは見つかりませんでした。それから少し経つと散歩の時に歩き方がおかしくなり、よたよたふらふらという感じで歩くのもやっとで、全く走れなくなりました。食欲も落ち、ますます元気がなくなっていきました。ある日横になったまま手足がプルプル震える現象がありました。慌てて病院に連れて行き検査をすると前回と同じ結果で悪いところはありませんでした。先生の所見はてんかんかも知れないということでした。MRIで検査できるが全身麻酔が必要で危険が伴うとのことでしたので、様子を見ることにしました。その際、てんかんの薬を進められたのですが、飲みだすと長期間飲まないといけないとのことだったので、その時は断りました。
それからしばらく症状に変化はなく、以前の元気なまろに戻ることはありませんでした。そんなある日、本格的なてんかんの発作がまろを襲いました。気づくと手足をバタバタさせて口から泡を吹いています。初めて見るその状況に私は何もすることが出来ませんでした。その激しさはこのまま死んでしまうのではないかと思うほどでした。発作は1~2分ほど続き、意識を取り戻したまろに私が出来たのは、ただ抱いてやることだけでした。その時家には私一人しかいなかったため、外出していた妻に電話をかけて呼び戻し、それから病院にいきました。結果、やはりてんかんの発作のようで、てんかんは気圧が低い日や暑い日に起こりやすいそうです。体重は1kg落ちていました。さすがに薬を拒否することは出来ず、強さの違う薬を3種類もらい、症状に合わせて服用させるように言われました。その薬は脳の過剰な興奮を抑える薬だそうです。
薬を服用させてからまろの体は回復に向かいました。たまにてんかんの軽い発作のようなものはあるものの、以前ほどではありませんが、走って散歩できるようになり、よろよろしたり躓いたりすることも少なくなりました。食欲も以前に戻っています。この病気は完治することはないと思いますが、うまくつきあいながらまろと楽しく過ごしていこうと思います。
今回のことで人間も犬も病気のサインをだすことを学びました。周りの人はそのサインにいかに早く気づき、適正な処置をするかにかかっていると思います。そのサインを見逃すと後悔してもしきれなくなり、自分を責め続けることになりかねません。犬もそうですが人間も我慢強い人がいます。そのような人はなかなか大きなサインをだしてくれません。自分でも気づいていない人もいるかも知れません。好きな人のことは良く見てください。そしてその症状に合ったサプリメントを使用することで大きな病気を防げるかもしれません。
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