キクイモの花が咲きました
こんにちは。残暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、経営企画室の古野がHave fun Factoryが現在進めている新規事業についてお話しさせていただきます。
Have fun Factoryの今期の取り組みとして新工場の建設を計画しておりました。
目的は、サプリメントの生産能力向上と売上、粗利益、営業利益の向上です。
社長と私の二人で土地探し等の活動を進めている時に一つの疑問が湧いてきました。
それは、我が社の経営哲学です。
"仕事を楽しみ、豊人の和をつくろう"
第二工場建設は、自社の利益だけを考えているのではないか?という疑問です。
そこで社長から"原料加工工場に変更しよう"という指示がでました。
これならHave fun Factoryに関わる全ての人の利益につながるのではないかということです。
原料を安価で提供する事で製造原価が低減でき、販売会社様もその先のお客様も今より安価で手に入れることができます。
工場を宮崎市ではなく、少し離れた郡部に建設することで町も潤い、雇用も生まれます。
また、宮崎県は農業人口が多いのですが、高齢化が進んでいます。
また、"作りたいけど売り先がないために作れない"という農家の方もいらっしゃいます。そのような農家の方が少ない負担で作れるもので、できたものを全てHave fun Factoryが買い取ることができればそのような方にも利益が生まれます。
そのようなことを検討し、現在取り組んでいるのが『キクイモ』と『ヒュウガトウキ』の原料加工です。
このブログを見ていただいている方の中には、キクイモに興味を持たれている方もおられるかと思います。
キクイモは北アメリカ原産のキク科の多年草で、塊根を作り、それが食用になります。塊根はショウガのような形をしていますが、食感などはイモやレンコンに近いです。
キクイモの主成分はイヌリンという水溶性の食物繊維で、現在世界中に生息している植物の中で最も多くイヌリンを含んでいるのがキクイモです。イヌリンは食後の血糖値上昇を抑制したり、血中の中性脂肪を低下させたり、腸内環境改善に効果があります。
Have fun Factory事務所横と近隣に2箇所のテスト圃場があり、そこでキクイモのテスト栽培を行っています。
目的はキクイモを自ら栽培し、生産農家の方の苦労を少しでも感じることと施肥量の違いによる収穫量の違い等のデータ取得、収穫したイモによる成分分析や乾燥・粉砕した際の歩留まりデータの取得等に役立てようと思っています。
加工工場では、サプリメントの原料としてだけではなく、お菓子やお茶、その他飲料等、食品としての商品開発も行っていきます。
今後、キクイモやヒュウガトウキだけでなく、ドライ野菜、ドライフルーツ等の製造、原料滅菌加工や原料乾燥加工等に対応できる工場の早期立ち上げを目指し、『豊人の和』を実現させます。